オーディオの電源について

ここまで3年ほどあーだこーだと試すうちに相当な金額を投入してしまった。そこで、色々と市場に出回っているもので比較的費用を抑えて電源周りを強化できないかを試してみた。

因みに現在の環境は都内のど真ん中、まさしく日本のビジネスの中心に位置している。オリンピック絡みの再開発工事も複数あって、電源環境は無茶苦茶な状態である。

壁コンから直接ではノイズが酷く、気になってオーディオからの音楽に没頭できない。

そこで、高額なクリーン電源の導入も検討したが、値段の面やこれまでの手持ちアイテムを有効利用できないかを考えて、プロケーブルのアイソレーショントランスを導入してみた。

導入当初から色々な組合せを試み、ノイズ測定器でチェックしつつたどり着いたのが、isotekのevo3 isoplugを空いている口にさしてみた。

プロケーブルのアイソレーショントランスだけでは、正直私の使用している組合せでは効果が今ひとつだったが、isoplugを挿したところノイズ測定器の数値が半分以下になった。

f:id:nyankichitaro:20210115205335j:plain

スピーカーはアルテックのA7を使っているので105dbの高能率である。従ってノイズもそのまま出してしまう。

現在のB&WやFOCALの様な低能率のスピーカーであれば、アイソレーショントランスだけでも良かったかもしれないが、そうはいかなかった。

そもそも、個人的に低能率のスピーカーは低域は出るものの鈍重でとてもLive感が少なくて聴く気がしないのだ。1度も良い音だと感じた事が無いので仕方がない。特にFOCALは全く好みの音では無いと感じる。

f:id:nyankichitaro:20210115214100j:plain

更に追い込むためにiFi audioの電源タップpower station を投入し、そこにisoplugを2個追加、ps audio noise harvesterを2個追加、high fidelity cables mc-0.5を1個装着してみた。

ノイズ測定器でもほぼ0に近い値が出た。power station とプロケーブルの間はsunshineのsac refference1.8を使用している。

音質は高域も伸び、低域も締まり、ボーカルは抜群に良くなった。

しかし、ここで計算してみるとプロケーブルはコスパが良いと思うが、色々と足すと中々な金額に達してしまった。クリーン電源のグレード中級くらいのものは買える金額になっていた。これは流石にやり過ぎですから真似しないで下さい。

実験の結果、言えることはプロケーブルのアイソレーショントランスにisoplugを追加です。1つ、理想は2つあれば驚く程改善します。金額的には10万円以下でクリーン電源システムが構築出来ます。

それとiFi audioのノイズフィルターiprifierに関しては、自らノイズを出して電源ノイズを上書きすることで改善を狙ったもののようです。使用すると特有のノイズが発生します。音に色がつくので好みでなければ使用は避けた方が無難です。